塚原古墳公園の写真
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塚原古墳公園の紹介
塚原古墳公園
塚原古墳群は国指定史跡で、熊本県内最大規模、全国でも有数の古墳群です。
その存在は古くから知られており、江戸時代後期に著された「肥後国誌」や「古今肥後見聞雑記」にはすでに登場しています。
郡内には、四〜六世紀に築かれた方形周溝墓、円墳、前方後円墳、周溝墓などの古墳が見られ、その移り変わりを一つの丘陵上で確認することができる特徴を持っています。
この遺跡は、九州縦貫自動車道建設によって消滅する運命でありましたが、学術上の価値が極めて高いことから、道路を遺跡の下をトンネルで通すことにより保存することが実現できました。
このような保存は全国的にもきわめて珍しいことです。
現在約10万?の史跡公園の中に、発掘された古墳の内77基が復元されています。
公園は、春はサクラやツツジ、夏はアジサイ、秋はコスモスなど季節の花が咲きそろい、四季折々の花を楽しむことができます。
さらに県民天文台や大型遊具を設置した遊び場も設けられており、子どもたちの学習の場として、家族の憩いの場として利用されています。
指定年月日:昭和51年(1976)12月27日
整備期間:昭和60年(1985)〜平成7年(1995)
指定面積:134724.12?
整備面積:106.38?
塚原古墳公園基本情報
営業時間 |
歴史民俗資料館は9:00 〜 16:30 |
定休日 |
歴史民俗資料館は月曜日休館(月曜日が休日の場合はその翌日) |
お知らせ
店舗特徴
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りゅうがん塚古墳
りゅうがん塚古墳は、丘陵先端部の斜面に造られた円墳です。
以前は1m程度の墳丘を見ることが出来ましたが、耕作地や墓地として利用されたため、視界から消えてしまいました。
その後調査によって石室や封土の一部が残っていることが確認され、再び注目されることとなりました。
この古墳の特徴は、内部主体として採用されている肥後型横穴式石室に見ることが出来ます。
石室はすでに3分の2が失われていますが、片袖式の羨道をもつことや石室を囲む根固め石が設けられるなど、他の肥後型石室には例のない構造が見られます。
また石積みの基礎を良く残しており、石室の構築状況を観察する上では、貴重な古墳でもあります。
肥後型石室は、5世紀前半期に熊本(旧肥後国)で成立・発展したとされますが、本古墳は、出土した土器や石室の形態などからこの時期にあたり、同種石室のルーツや発展過程を探る上では極めて重要な古墳といえます。 |
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熊本県民天文台
1982年5月の開設以来、市民への公開活動を続けている、ユニークなアマチュア天文台です。
これほど活発な活動を長年にわたって続けているアマチュアの天文台は、日本中探してもここだけ。
世界でも大変珍しい天文台といえるでしょう。 |