浮島神社の写真

浮島神社 浮島神社 浮島神社

浮島神社の紹介

浮島熊野坐神社


一、御祭神

伊弉諾尊(イザナギノミコト)
伊弉冉尊(イザナミノミコト)



二、大祭

毎年、9月15日



三、由来

当社は、一条天皇の長保三年(1001年、平安末期 藤原道長の頃)当地の領主、井王三郎直久(三代)の創建といわれている。
直久は、常々熊野大神を尊信し邸内に祠を建立し住民の生活安定を願っていた。
かねてから清浄な池のほとりに神殿移築を考えて適地を探していたが、ある夜大神のお告げで北方の山麓を掘ったところ清泉が二ヵ所より湧出したので更に開鑿を進めて約二.五町歩余(2.5ヘクタール)の池が完成した。
直久と領民は歓喜し社殿をこの地に移すとともに篤く尊崇し直久自ら初代神主となった。
肥後国誌によれば「長保年中勧請ト云伝フ、社地島ノ如ク四辺ニ水アリ至テ清潔ナリ(中略)洪水溢レテ近境ヲ浸セトモ水此社地ヲ不浸故ニ里俗呼テ浮島ナリト稱ス」と記されている。
往時、氏子は井寺、北甘木(嘉島町)櫛島、東無田、小池(益城町)東、西沼山津、中、西無田(熊本市)の九ヶ村に及び井王領益城郡の総社であった。
以降、井王家は代々神官を務めたが初期の所領は文明三年(1470年、室町末期の応仁の乱頃)に悉く没収され神領だけ僅かに十町歩余(10ヘクタール)となったが現存していない。
細川氏入国後は歴代藩主の崇敬社として幕末まで毎年供料が贈られていた。
現在は、井寺区百五十余戸の氏神として尊敬され又、県内外から参詣者多い。
尚、浮島は今も豊富で清冽な湧水と神殿がよく調和し優れた景観美を呈しているだけではなく稲作の潅漑用水として永年に亘って地域の農業生産を支えている貴重な存在である。
神社の北方には三代直久を祀る水神「井王三郎神社(イヲノサムライ)」があり、通稱「いぼんさぶろうさん」と呼び「いぼとり」の参詣者も数多くある。
社家井王家は元々京都在住であったが、平安の昔初代直行の時、この地に下向したといわれ、当主は第四十一代目井王三郎直毘氏である。

浮島神社基本情報

営業時間
定休日 年中無休 
FAX 096-237-1437
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